メリットと共感で自分をブランディングしよう~ゆうこす『共感SNS』
知人からおすすめされた本で、それまでゆうこすのことはあまり知りませんでした。
最初は「元アイドルの本でしょ?」くらいの気持ちだったんですが、読んでいくうちにどんどん夢中になっていく自分がいました。
自分をブランディングするには何が必要かよく考え、情熱を持って行動する。
そんなゆうこすから学ぶものはたくさんあり、ビジネスマン、特にマーケティングに関わる人にこそ読んでほしい一冊です。
〜目次〜
ゆうこすってそもそも誰?
「NDフィルター持って行ってよかった〜〜!!」 pic.twitter.com/muGfhV4Fsd
— ゆうこす 💪ダイエット中です! (@yukos_kawaii) 2019年8月6日
ゆうこすはもともとHTK48に属してたアイドル。
そんなゆうこすはHTKを脱退したあと、ファン会を開いたら3人しか集まらなかったみたいです。
衝撃ですよね。
そこで彼女は、フォロワーの数はファンの数じゃない、ということに気づいたのでした。
それからゆうこすは自分のブランディングととことん向き合い、失敗しても継続を続け、今となってはモテクリエイターとして10代・20代女性たちから絶大な人気を誇るようになっています。
この本は、ゆうこす自身が自らの体験から学び、実践したことの教科書とも言える本でしょう。
自分のストーリーを作って発信しよう
自分をブランディングして発信したい、今の時代そう思う人も多いでしょう。
そこでブランディングする上で何よりも大切なことは、
寝食を忘れるくらいワクワクすることかどうか
だとゆうこすは語ります。
当たり前かもしれませんが、いつの間にかブランディングすることが目的になってしまって、発信していることは楽しくない…
なんて本末転倒なこともありがちなことなのかもしれません。
その上で、「あなたはどんな主人公」で、「どんな最終回に向かってくストーリー」で、「どんな人に見てもらう」のかが大切だと主張します。
マーケティング用語で言えば、市場をセグメントした上で自分のポジションにもとづきターゲットを決め、成長戦略を描こう、というよく言われることと根幹は同じことですね。
フォロワー=共感×メリット
じゃあ自分のストーリーを決めたら、どうやって自分のブランディングをしていくのか。
ブランディングする上で、自分を応援してくれる人たち=ファンの存在はとても大切です。
自分が好きな人やグループのアカウントをフォローしたことがあれば想像して見てください。
フォローする、ということは、その人がしていること、発信していることに共感していることに加え、フォローすることでその人が新しい曲を発表するとか新情報がすぐ手に入るとか、お得な情報が手に入るからとか、何らかのメリットがあるからではないでしょうか。
つまり、フォロワー=共感×メリットなのです。
しかし、「フォロワー数は必ずしもファン数ではない」、ということはゆうこすのファン会3人ストーリーからもよくわかると思います。
#共感SNS 講演スタート!
— ゆうこす 💪ダイエット中です! (@yukos_kawaii) September 1, 2019
多くの人に共感SNSを手に取って頂けて、そして今回は買ってくださったゆりにこさんが講演を開催して下さって・・・とっても嬉しいです!
#ゆうこすゆりにこ祭 pic.twitter.com/2i8AVzC5bw
ゆうこすは今では公演をひらけばたくさんの人が会場を埋め尽くします。
何が昔と違うのか。
その一つは、熱量だと彼女は語ります。
自分が本当にしたいことから、半端な関わり方でなく、ファンのことを考えて考えて熱量を持って発信する。
その熱量にフォロワーは動かされ、本当のファンをなるのです。
行動して行動
PDCA。
プランをたて(Plan)、実行して( Do)、検証して( Check)、改善する(Action)。
それが仕事をスピード感を持って、的確に成功させていくコツだとよく聞くと思います。
しかしゆうこすからすれば、まずやってみて(D)、してそれから検証して(C)改善策をたて(P) 、即実行していった(A)ほうが(=DCPA)よりスピード感あが出ていくと語っています。
まずやることが大切だという、とても大切なことを教えてくれています。
実際PDCAでプラン作りに意味もなく時間をかけてしまう…何てことも経験あるかもしれません。
まず実行してそこからの修正力こそが重要。
あらゆるビジネスに適応できそうですね。
その上で、「失敗したことを隠さないこと」と「継続」することが大事だと彼女はまた語ります。
全てを発信して、その上で熱量を持って継続していく。
このゆうこすの本からは自分のブランディングの仕方はもちろん、あらゆるビジネスにおいて大切な考え方を教えてくれる気がします。
自分と同世代の女の子が、ここまで深く考えて自分をブランディングしているということで、刺激だらけの一冊でした。
僕も彼女のファンになってしまいそうです。