本から明日をつくる

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イスラム教の断食明け祭りに行ったらどうなるのか

まず初めに断っておきますが、実際に断食明け祭りなるものに行ったわけではありません。

正確には、まだ行っていません。

 

というのも、来月、研究兼観光のために単独でインドネシアの首都ジャカルタに行こうと思って飛行機を予約したわけなのですが、ちょうどその日程が断食明け祭りに重なってしまったのですね…。

 

断食明け祭りは日本でいうお正月のようなもので、祝日扱いとなります。

イスラム教の文化を体験できるいいチャンスである反面、行ってみたかった博物館などは休館になってしまいます。

 

完全に予習不足でした。

海外、とくに宗教の関係で祝日が変わったりする国は特に気を付けなければなりませんね。

とても良い教訓になりました。

 

ということで今日はイスラム教の断食明け祭りというものを少し説明したいと思います。

実際に行った感想は6月後半頃に記事にします。

 

 

世界最大のイスラム教国家インドネシアラマダ

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インドネシアは人口が2億人を超える、世界で4番目に人口が多い国家です。

そして、その人口のうち約9割がイスラム教徒であり、ゆえに世界最大のイスラム国家でもあります。

 

インドネシアという国についてはこちらの本を読んで詳しく書いたので興味があればぜひ!

honkaraasuwotukuru.hatenablog.com

さて、そんなイスラム教の独自の習慣である断食について説明していきたいと思います。

 

断食とは、ヒジュラ歴9月に当たる月を断食月ラマダン)と呼び、その期間中は日中は食事をすることを避ける行いです(ヒジュラ歴は太陰暦なので1年が365日でないから年によってラマダンの時期は変わっていきます、これが今回の旅の日程ミスの原因です…)。

食べ物だけでなく、水も飲んではいけないといわれています。

 

一か月間も日中飲まず食わずの日々を続けると聞くと、日本人からするとびっくりするかもしれませんが、ラマダンを通して自らの精神を鍛えるとともに、貧しい人への理解を深めてそういった不遇な人たちに手を差し伸べることの大切さを忘れないようにするためにおこなうです。

イスラム教徒はとても高貴な道徳精神に基づいた宗教であることがわかるかと思います。

 

 

さて、そうして一か月ほどのラマダンが明けると、次の日とその次の日をイドゥル・フィトリ(あるいはルバラン)と呼び、盛大にお祝いをします。

断食明け祭りと呼ばれるゆえんです。

 

日本でいうところの正月に感覚は近いようですね

 

インドネシアでは、故郷へと一斉に帰り家族でルバランをお祝いするみたいです。

そのため、ルバラン直前は帰省ラッシュで交通がマヒしたり、ショッピングモールでは買い物に人が殺到するのだとか。

まさにお正月状態です。

 

そのため、首都のジャカルタからは人々がほとんど消え去るようです。

もちろん学校や会社も休み。

 

僕が今度ジャカルタに行くのはラマダン最終日からルバランが過ぎるまで。

誰もいなかったらどうしよう。

 

まあ行ってみてなんかしらそういうイスラム教の文化を体験できたらいいなと思っています。

報告、楽しみにしていてください。