世界最大のゲーム会社、テンセントとは?
スマートフォンがここ数年で世界中の人たちに普及していますが、そのスマートフォンの娯楽の一つがゲームアプリではないでしょうか。
日本でもパズドラやシャドバ、白猫プロジェクトなどなど多くのスマホゲームがありますが、世界最大のゲーム会社ってどこの会社がご存知ですか?
その会社は、中国のテンセントという会社です。
初めて聞いた、という方もいるのではないかと思います。
「まさかの中国に世界最大のゲーム会社?」「アメリカとかじゃないの?」
色々衝撃を受けるかもしれませんが、ここ数年のIT大国としての中国の変化はとんでもないものになっています。
一昔前の中国のイメージのままだと世界の常識から置いてきぼりにされてしまいます。
アリババとか、最近日本でもよく耳にする企業はでてきましたが、今回紹介する企業はそのアリババと同規模の中国を代表する大企業です。
そんな中国が誇る世界最大のゲーム会社、テンセントに関して紹介していきましょう。
世界最大のゲーム会社、でもゲームだけじゃない!
テンセントは世界最大のゲーム会社、とは言いましたがそのターゲットの市場は主に中国国内のようです。
だから日本での知名度はまだそこまで高くないのかもしれません。
しかし、例えばクラッシュ・オブ・クランだとかクロッシュ・ロワイヤルだとかのゲームは日本でも有名ですよね。
実はこれらのゲーム、今はテンセントがもっています。
正確には、かつては違いましたが、その開発元の北欧の会社の株式を買い取ったようです。
この収益表からもわかるように、ゲーム(水色のonline games)から得ている収益が最大のようです。
約40%がゲームによる収益となっています。
しかしということは、この会社、残りはゲーム以外から収益を得ているということですよね。
それが今、中国で最大のチャットアプリとなっている、”We Chat”です。
日本で言うところのLineの存在がそのWe Chatとなっています。
しかも中国は日本と違って人口が13憶人にのぼる人口超大国なので、そのぶん国民の多くにいきわたればそこから得ることができる収益も文字通り桁違いとなります。
しかもさらにすごいのが、このWe Chatをもとにして、We Chat PayというQRコードを使用したスマホ決済サービスも展開しています。
これが浸透して、今や中国では現金いらずの社会になりつつあります。
例えば飲食店に入ってお金を払う時、現金でも、Suicaのような電子カードでもなく、クレジットカードでもなく、スマホでQRコードを読み取るだけ、という仕組みです。
今の日本の生活からはあまり想像できないような社会へと、今の中国はまさに変わりつつあるのです。
ゲームにとどまらず、そんな社会の変化をスマホサービスから作り出しているテンセント。
今後とも注目が離せません。