国立博物館、アラビアの道展に行ってきた
先日、暇な時間ができたのでふらっと上野の東京国立博物館に行ってきました。
今はちょうど ”アラビアの道 サウジアラビアア王国の至宝” という特別展がやっていたので見ておきたかったのです。
普段世界史の中心として語られない地域の歴史ですが、結論から言うと興味深いものばかりで、一見の価値大いにありの展示会でした!
そもそもサウジアラビアとは?
今回の展示会の話に入る前に少しだけサウジアラビアという場所についてさらっておきましょう。
サウジアラビアはアラビア半島にある国で、サウード家という一家が代々王をつとめる王国です。
サウジアラビアのサウジもここからきています。
また、サウジアラビアはイスラム教国家ですが、そこにはイスラム教の二大聖地であるメッカとメディナがあり、世界中から多くの巡礼者が訪れることでも有名ですね。
イスラム教が誕生するはるか前からの独自の文化の発展
では、イスラム教が誕生する7世紀より前はどんな歴史があったのか。
実はこれ、あんまり学校では習わないんですよね。
しかしアラビア半島は古代から交易網が張り巡らされて様々な交流が行われ、更にもっと遡ればアジアで最初の石器もアラビア半島で誕生したそう。
その石器も展示されていて目から鱗でした。
他にも祈る男性像や黄金のマスク、3mほどの石像など、面白いものがたくさんありました。
(写真とり損ねたのが大失敗)
イスラム教の誕生と浸透
イスラム教が誕生すると、更に文化・社会は発展します。
(ここから写真撮りました笑)
世界史で習った人物がでてきてワクワクしちゃいました。
他にも10を越える墓碑がありましたが、みんな「○○の息子○○の息子○○の墓」という表記されていて、土地柄がでているなあと感じました。
これはメッカにあるカーバ神殿を覆った布だそう。
カーバ神殿は、巡礼者が目指す場所で、この中にある黒い石に向かって祈りを捧げます。
オスマン帝国のスルタン(君主の呼称)がこの扉をカーバ神殿に寄贈したようです。
1930年代まで使われていたようです。
小並みな感想を言えばハガレンの真理の扉。
ここにイスラム教の教えが書かれています。
ベールにつつまれることが多い西アジアの歴史。
今回はそんなアラビア半島への理解を深めることができました。