【書評】経済
今回紹介するのは、遠藤環・伊藤亜聖・大泉啓一郎・後藤健太編『現代アジア経済論ーアジアの世紀を学ぶ』です。 この本は大学の講義で使われる教科書となることを念頭に置いて書かれた本です。 現代のアジアで何が起こっているのか、学問の世界ではどのよう…
今回紹介するのは、リチャード・ボールドウィン『世界経済の大いなる収斂』(日本経済新聞出版社)の後半です。 前半を読んでいない方は、まずこちらのほうを! honkaraasuwotukuru.hatenablog.com さて、後半部ではついにヒトの移動コスト、対面コストが下…
今回紹介するのは、リチャード・ボールドウィン『世界経済大いなる収斂』(日本か経済新聞出版社)です。 この本は、移動にかかるコストという視今から世界経済を読み解くことによって、今起こっているグローバリゼーションを明らかにしていこうとしています…
本の紹介 今回紹介するのは大泉啓一郎著の『老いてゆくアジア』(中公新書)です。 本書は2007年に書かれた本で、その時点でアジアに少子高齢化の波が訪れていることをアジア開発銀行や世界銀行のデータを使って説明します。 日本が少子高齢化問題が言われて…
本の紹介 今回紹介するのはアマルティア・セン著の『貧困の克服ーアジア発展の鍵は何か』(集英社新書)です。 本書はアジアで初めてノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・センの講演をまとめたものです。 哲学者でもある彼が考え出した「人間の安全保障…
今回紹介するのはエマニュエル・トッドほか『世界の未来-ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本主義』(朝日新書)です。 内容が濃いので前半はこちらの記事にまとめました! honkaraasuwotukuru.hatenablog.com さて、この本の後半は、資本主義を研究…
今回紹介するのはエマニュエル・トッドほか『世界の未来-ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本主義』(朝日新書)です。 本書は世界的な歴史家・人口学者であるエマニュエル・トッドをはじめ、現代最高の知性と呼ぶにふさわしい計4人の学者たちによる…
今回紹介するのは佐藤百合『経済大国インドネシア』(中公新書)です。 この本は2011年に出版されたもので、現代のインドネシアについて書き記したものとなります。 インドネシアといえば? インドネシアと聞いて何を思い浮かべますか? イスラーム教、スマ…
本の紹介 今回紹介するのは、保坂渉・池谷孝司『子どもの貧困連鎖』(新潮文庫)です。 これは共同通信社の記者である著者の2名が、実際におこなったインタビューを通して書き上げたノンフィクションです。 内容はタイトルからわかる通り、現代日本社会にお…
本の内容 今回紹介するのは、新川加奈子『カンボジア 今ーポル・ポトの呪縛は解けたのか』(燃焼社)です。 東南アジアで最も開発が遅れてきている国の一つのカンボジアに、NGO現地代表として国際援助活動を行った著者が、ポル・ポト政権の現在への影響とい…
本の紹介 今回紹介するのは、グレゴリー・クラーク著『格差の世界経済史』(日経BP社)です。 原題はThe Son Also Arises (子孫はふたたび繫栄する)であり、世代をこえた社会的流動性(ざっくり言うと、世代をへだてたらその家系の社会的な地位はどれだけ変…