本から明日をつくる

《経済学の大学院を修了しベンチャー企業で働く管理人》が、“ビジネス”と”人生”を深くする教養をお届けします。【様々なジャンルの本から学べる明日に活かせる知識・視点】と【日本と世界のあまり知られていない世界の魅力】を発信しています。

【書評】社会問題

【書評】働きつつ、NPOに尽力するという新しい生き方~慎秦俊『働きながら、社会を変えるービジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む』

今回紹介するのは、慎秦俊『働きながら、社会を変えるービジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む』(英治出版)です。 この本は、著者慎さん自身の生き方を記したもので、ビジネスマンとして働きつつ、週末などの休暇を使って児童養護施設の子どもたちに対し…

【書評】グローバル化に移民...これからの世界経済を読み解く~~エマニュエル・トッドほか『世界の未来-ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本主義』②

今回紹介するのはエマニュエル・トッドほか『世界の未来-ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本主義』(朝日新書)です。 内容が濃いので前半はこちらの記事にまとめました! honkaraasuwotukuru.hatenablog.com さて、この本の後半は、資本主義を研究…

【書評】衝撃、増え続ける子どもの貧困~保坂渉・池谷孝司『子どもの貧困連鎖』~

本の紹介 今回紹介するのは、保坂渉・池谷孝司『子どもの貧困連鎖』(新潮文庫)です。 これは共同通信社の記者である著者の2名が、実際におこなったインタビューを通して書き上げたノンフィクションです。 内容はタイトルからわかる通り、現代日本社会にお…

【書評】財政破綻した町、夕張のかつての姿とは~田巻松雄編『夕張は何を語るか―炭鉱(ヤマ)の歴史と人々の暮らし』

本の紹介 今回紹介するのは、田巻松雄編『夕張は何を語るか―炭鉱(ヤマ)の歴史と人々の暮らし』(吉田書店)です。これは今となっては財政破綻した町として有名になった北海道の夕張について書かれた本です。夕張はかつて炭鉱開発によって発展を遂げた町でした…